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「中国人戦争被害者の要求を支える会」と言う名称で活動がおこなわれています。 中国人戦争被害者に正当な補償を 中国人戦争被害者に謝罪と賠償を 日本は今から60年前まで、戦争にあけくれていました。日本の国土に爆弾が落とされてたくさんの日本人が命を落としたのは、戦争が終わるちょっと前のことです。その50年も前から、日本の軍隊は朝鮮や中国に軍隊を送り、たくさんの現地の人たちの命を奪ってきたのです。 日本の軍隊が中国とおおっぴらに戦争をはじめた日清戦争は1894年。110年も前のことです。この時から、日本の軍隊は中国の土地を侵略し続けました。日本が戦争を続けた50年の間にたくさんの中国人の命が奪われました。 日本が戦争に負けたあと、「二度と戦争はしません」と誓い、日本国憲法をつくりました。これはアジアの人たちに対する国際公約でもありました。しかし、アジアの人たちに迷惑をかけたことについて、きちんとした「後始末」をしてきませでした。それどころか、「戦争をしない」と誓ったはずの憲法さえ変えてしまおうとする動きがあります。そこで1995年になって、中国の戦争被害者の方々が、日本政府に「きちんと謝罪してほしい」と裁判をおこしました。 現在、南京大虐殺の事件、731部隊の事件、無差別爆撃の事件、「慰安婦」にさせられた事件、強制連行・強制労働の事件、平頂山事件、遺棄毒ガス・砲弾の事件などの被害者たちが次々と裁判をおこしています。 日本政府がこれらの被害者の方々にきちんと謝罪し、被害の補償をしていくことは「二度と戦争をしない」ということの保障のためにどうしても必要なことです。 1. 事実を認める 2. 誠意ある謝罪をする 3. 被害の補償をする 4. 二度としないことを誓う ところまでやってはじめて、被害者と誓いができると思います。しかし今、日本の政府はこのすべてを否定しています。この4点を実行する日本国政府をつくりあげることが、私たち日本国民の責任でもあり、日本の国の民主主義の問題でもあると思います。 歴史の事実をしっかり見据え、二度と戦争をしないために、またこれからの日本と中国との友好を築きあげるために、私たちは、中国戦争被害者の方々の要求を支持し裁判闘争を支援していくための市民運動の組織をつくっています。もちろん、裁判の原告だけでなく、中国の戦争被害者すべてが納得のいくようにしていくことも必要だと考えています。 私たちの会の活動は、直接的には、裁判の原告になっている中国人戦争被害者の要求が通るようにすること、日本政府にきちんとした責任をとらせる判決を裁判でかちとることです。したがって、裁判の傍聴に力をいれています。裁判を中心にしたこの運動の動きにあわせて、学習会や集会も開いています。東京地裁・高裁に裁判が集中しているので、実際の動きは東京が大きくなりますが、強制連行・強制労働の事件は全国各地で裁判がおこなわれています。現在裁判をすすめているのは、北海道・山形・新潟・長野・群馬・京都(大阪)・福岡・宮崎です。「支える会」は全国組織です。訴訟がなくとも独自に活動を続けている地方もあります。 情報をつなぐものとして、機関紙『suopei(すおぺい)』(中国語で賠償を意味する)を、年4回発行して、会員に届けています。インターネットでの情報も届けられるように、ウェブサイトも日々更新しています。 年会費は3,000円(個人)で会員になって、この運動に参加することができます。アジアの人たちとの友好を強め、日本が平和な国になっていくための活動に力をお貸しください。(事務局長・大谷猛夫) −中国人戦争被害者の要求を支える会− 住所:東京都新宿区四谷1?2?17伊藤ビル3階 電話:03(5379)2607 FAX:03(5379)2608 各裁判の紹介−強制連行訴訟 各地の強制連行・強制労働事件訴訟 の支援(2010年現在山形、長野、群馬の訴訟が最高裁に係属中です)。 北海道訴訟 山形訴訟 群馬訴訟 劉連仁訴訟 新潟訴訟 長野訴訟 京都訴訟 福岡訴訟 宮崎訴訟 |
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